king&Prince永瀬廉くんが初主演を務める映画「うちの執事が言う事には」が、2019年5月17公開されました。
原作は角川文庫の上流階級ミステリー小説「うちの執事が言う事には」です。
永瀬廉くんは特殊な能力を持つ烏丸家の若き当主を熱演。
謎多きパティシエの青年役で、キンプリメンバー神宮寺勇太くんも出演!
この記事では映画「うちの執事が言う事には」の感想をお届けします。
※内容にはネタバレも含みますので、まだ観ていない方は注意してくださいね。
キンプリ永瀬廉くんのプロフィールはこちらにまとめています⇓
Contents
「うちの執事が言う事には」原作小説
作品名:「うちの執事が言う事には」
原作者:高里椎奈
2019年5月現在、角川文庫より9巻まで発売中。
上流階級を舞台とした人気ミステリー小説。
新シリーズとして「うちの執事が願ったならば」も刊行されています。
あすかコミックスDⅩでマンガ化
作画:音中さわき
キャラクター原案:佐原ミズ
あすかコミックスDⅩで漫画化されて現在発売中。
原作小説にかなり忠実に描かれていて、絵も綺麗なので読みやすいです。
うちの執事が言う事にはキャスト
永瀬廉:烏丸家の27代目当主・烏丸花頴
清原翔:烏丸家の新米執事・衣更月蒼馬
神宮寺勇太:大学生で起業家・赤目刻弥
永瀬廉くんインタビュー
この話を頂いたときはビックリしましたが、とても嬉しかったです。初主演という事で不安もありますが、脚本を何度も読み込んでいるうちに楽しみという気持ちが日に日に大きくなっていき、撮影するのが待ち遠しいです。
今回、僕が演じさせて頂く花穎という人物は、一見わがままのようでいて、とても優しい人間です。また、色彩感知能力が高いという少し変わった能力を持ち合わせています。父親の命で突然当主となり、初めは息の合わない執事ともいくつものトラブルを解決しながら人として成長していき、優しさや温かい部分もしっかり表現出来たらと思います。久万監督としっかりコミュニケーションをとらせて頂く中で、監督が求めるものに応えていけるよう1シーン1カット、全力で挑んでいきたいと思います。共演者の皆様からもたくさんの事を吸収し、この作品を通して花穎と共に自分も成長していけるよう頑張ります。
神宮寺勇太くんインタビュー
今回、出演のお話を頂いて、僕は映画が初めてだったので、とても嬉しかったです。僕が演じる赤目刻弥という役は、主人公の花穎に親しみを持って近づいていくお兄ちゃん的存在でありながら、実はミステリアスで謎が多いキャラクターです。また、花穎役がメンバーの永瀬廉なので、普段から本人に優しく接してみたり、冷たく接してみたりして、役づくりをしています。映画出演が初めてなので不慣れなことも多いですが、考えて考えて考え抜き、この赤目という役を演じていきたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。
うちの執事がいうことにはあらすじ
主人公は18歳の「烏丸花頴」
彼は父親の引退により留学先の英国から帰国します。
久しぶりの我が家で迎える清々しい朝。
いつものようにベッド脇にあるベルで執事を呼ぶと、部屋に現れたのは見た事もない若い男。
花頴が幼い頃から親しんでいた老執事・鳳の姿がありません。
すると男は鳳に変わって自分が新しい執事に任命されたというのです。
仏頂面で若き当主を見下すような視線を送る若き執事の名は「衣更月蒼馬」
互いに全く息の合わない花頴と衣更月が、主従としての信頼関係を結んでいく物語。
映画の見どころは若き御曹司と執事の成長
留学から帰国した花頴は、何も知らされないまま烏丸家の家督を継ぐことになります。
歳若い彼は我儘な一面もあって、当主としてはまだまだ未熟。
しかも右腕となり支えてくれる執事は、自分とそこまで歳も変わらない元フットマン。
今まで全く面識もなかった二人が、いきなり信頼を結べといっても無理な話です。
花頴にとって心を委ねられるのは、幼い頃から世話してくれたベテラン老執事・鳳だけ。
常に無表情で融通のきかない新米執事などに心を開けるわけがありません。
それは衣更月も同じで、当主である花頴を理解する事が出来ないんですね。
主従関係でありながら歳が近い若者という事もあり、花頴と衣更月は何かと衝突します。
そんな二人が烏丸家に迫る困難を乗り越えて、若き当主と新米執事の成長する過程が丁寧に描かれています。
相手を理解したいと思いながらも、上手く言葉で伝えられないもどかしさ。
花頴と衣更月はお互いに新米であり未熟者同士。
だからこそちょっとした言動や行動に対して、苛立ってしまうのかなと思います。
老執事・鳳なら受け止められる花頴の繊細な心情も、衣更月ではくみ取る事が出来ないんですよね。
それでも二人が歩み寄っていく姿は、初々しくて応援したくなるものでした。
永瀬廉くん演じる御曹司「烏丸花頴」
花頴はお坊ちゃん特有の我儘さを持ちながらも、子供のような無邪気さが憎めないキャラクターです。
慣れない英国で勉学に励んで、大学を飛び級で卒業するほどの秀才。
そして彼には色彩に関して特別な感知能力を持っています。
花頴の能力こそが物語の謎を解き明かすキーを握ることに…。
御曹司役と関西弁のギャップに萌える
普段の永瀬廉くんといえば関西弁でキレのあるトークが特徴。
天然なメンバーが多いキンプリ内で、唯一のツッコミ役です。
「うちの執事が言う事には」で演じた御曹司・花頴は、永瀬くんのキャラと全く正反対ともいえる役柄。
花頴はお茶を飲む所作もお坊ちゃんらしく優雅で話す口調も丁寧です。
まさに育ちのいい御曹司を感じさせる立ち振る舞いがすごく新鮮でした!
永瀬くんの声が心なしかいつもよりワントーン高いように感じます。
バリバリの関西弁もいいけど、花頴の優しい口調も心地いいですね。
だけど、かなり無理して演技しているのかな?というのが、若干伝わってきました…(笑)
特にお茶を飲んだり食事するシーンでは、指先までかなり力を入れているのが分かります。
ティーカップに両手を添えて飲む仕草は、どこかぎこちなさが残っていました。
慣れない御曹司役を一生懸命演じている姿が、とても新鮮で可愛かったです。
永瀬廉くんの涙が見られる
永瀬くんはよっぽどのことがない限り泣くことがないと、以前出演したドキュメンタリー番組でも語っていました。
確かに永瀬くんが泣いたところって見たことがありません。
ところが「うちの執事が言う事には」で、目に涙を浮かべるシーンが見られます!
物語後半で頴と衣更月が胸の内をぶつけるシーンで、感情の高ぶりから目に涙を浮かべていました。
映画 「うちの執事が言うことには」感想と評価
花頴と執事・衣更月が互いの信頼を得て、成長していく姿はとても良かったです。
執事役の清原翔さんも立ち姿が美しい気品で溢れていてとても役に合っていました。
だけど物語の核となるミステリー部分が、かなり雑な作りでした。
ここからネタバレ注意⇓⇓
物語の謎解きが分かりやすすぎる
肝心の犯人が誰なのかを推測しながら物語を楽しむのが、謎解きの醍醐味だと思います。
「うちの執事が言う事には」の原作もミステリー小説として人気。
だからこそ映画ではラストにどんなトリックが待っているのかを期待していました。
でも、明らかにこの人怪しいよね?と思う人物が、そのまんま犯人という展開に…。
神宮寺勇太くん演じる赤目刻弥が何かを企んで、烏丸家に近づいたのがバレバレです。
彼の時折見せる意味深な表情からも察しやすかったですね。
でも赤目が犯人と分かっても、花頴は責めることなく彼を許します。
そして「うちの執事が言う事には…」というセリフで、物語は締めくくられます。
ラストになってタイトルに込められた意味が明かされるんですね。
謎解き部分に雑さはあったけど、永瀬くん演じる花頴にとても好感が持てました。
屋敷の主人という立場にありながら、使用人を家族のように大事にして、犯人の赤目を受け入れる懐の深さ。
将来は誰もが認める立派な当主となる予感を感じさせてくれます。
- 永瀬廉くんファンへのおススメ度:
- ストーリーの面白さ:
- 映画全体の評価:
永瀬廉主演映画「うちの執事が言うことには」まとめ
御曹司役の永瀬廉くんがとっても素敵でした!
彼の演じる若き当主・花頴と新米執事のやり取りが楽しかったです。
神宮寺勇太くんも普段の好青年とは、真逆のニヒルな悪役がカッコよかったです。
ちなみに花頴の幼少期を演じた男の子が、めちゃくちゃ可愛かったんですよ~!
目がくりくり大きくて色白なところが、キンプリの岩橋玄樹くんにすごく似ていました。
今後も永瀬廉くんの映画やドラマ出演が楽しみです!