新しく登場した腹黒キャラ「景・ウィンザー」の出現で、仲を引き裂かれそうになった晴と音。
10巻で晴と音の想いが通じ合うシーンで終了してから、続きが気になってしょうがない方も多かったんじゃないでしょうか?
待ちにまった「花のち晴れ」11巻が12月4日発売されました。
主役二人の想いが通じ合ってもまだまだ問題は山積み!
さらに最新刊の11巻では、予想外の新たな恋が生まれます。
この記事では「花のち晴れ11巻」の内容と感想をお伝えしています。
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Contents
花のち晴れ10巻おさらい
幼い頃、NYで晴の父親から受けた屈辱をはらす為に、神楽木家に乗り込んだ景・ウィンザー。
まずは後継者の立場を奪う為に、春と家から追い出して音に近づく計画を実行。
音の弱みを巧みについて一緒にアメリカへ行こうと誘いだす。
だけど執事である小林さんとコレクト5の協力によって企みがバレるはめに。
空港に駆け付けた晴によって阻止され、自らも黒スーツの男たちによって拘束されます。
その後、空港でF4の西門と美作と偶然に出会った晴と音。
誘われるがまま美作の家へと招待される二人。
そして西門と美作の粋なはからいによって、お互いの想いを通じ合わせた晴と音。
花のち晴れ11巻感想※ネタバレ
F4の西門と美作のおかげで、素直に自分の想いを伝えられた二人。
でも気持ちが通じあってもまだ実感が沸かず、距離感は相変わらず縮まないまま…。
11巻では恋に不器用すぎる晴と音の関係が、やっと進展していきます。
本当に読んでいるこっちも「どうしてこんなにうまくいかないの!?」とモヤモヤしまくりでした!
中途半端なままだった天馬との関係にも、終止符が打たれます。
音と思いが通じあったことで、晴にも大きな変化が出てきました。
相変わらずおぼっちゃんぶりは全開ですが、男として一歩成長したように思います。
天馬と音の婚約解消
とうとうこの時が来ましたね…!
天馬と音、二人の間でもう答えは出ていたけど、両親はまだ納得していませんでした。
台風で雨風が荒れる日に馳家へと呼び出された音。
母親は風邪を引いて体調を崩しているので、音一人だけで馳家へ行くことに。
出迎えた天馬のママ母は、一緒に母親が来なかったことに対して「無責任な方ね」と嫌味をチクリ。
天馬の父親が待つ部屋へと通された音は、婚約破棄の理由について迫られます。
ここで決着をつけなければ、いつまでも晴との関係にも前へ進めない。
だけどそれは、今までずっと音を優しく守ってきてくれた天馬を、酷く傷つけることにもなる。
天馬と結ばれるのを楽しみにしていた母親の願いも踏みにじってしまう。
恋愛はただ幸せなだけじゃなくて、自分を取り囲む人たちをも傷つけるのだと音は思い知らされます。
それでも「私に好きな人が出来たからです」と、勇気を振り絞って伝える音。
結婚するには天馬と音の気持ちが大事だと、気が付いた父親は婚約解消を認めます。
両親からの承諾も得て、ただの幼馴染になった二人。
でも婚約を解消したからといって、気持ちまでそう簡単に割り切れるものじゃないんですよね。
父親の前では気丈な態度で、音をかばっていた天馬。
…だけど、思い出の詰まった部屋で二人きりになった時、こらえきれない天馬の気持ちが溢れ出します。
もう自分への恋心がないと分かっていても、本当は手放したくない。
諦めきれない想いが辛すぎて、崩れる天馬の姿がすごく切なくて胸が痛くなりました…!
まだまだ未熟な晴と比べて、音を包みこむ包容力に溢れている天馬。
男としての完成度はすごく高いのに…好きな女性には振り向いてもらえないって切ない。
まぁ天馬みたいに完璧すぎても、逆に物足りないのかもしれないですよね。
晴みたいに未完成な方が、成長していく過程を楽しめるっていうのもあるかもしれない。
コレクト5で新たな恋の予感!?
サマースクールから帰って久しぶりに、顔を合わせた音と愛理。
天馬のことが好きな愛理は、天馬を幸せにしてあげと音に泣いてすがります。
音が晴を好きなのはわかっているけど、天馬のつらそうな顔を見るのが辛い。
出来るなら二人には婚約を解消して欲しくない。
天馬を想う一心で音に自分の気持ちを押しつけてしまった愛理。
だけどそれは間違っていると、同じコレクト5のメンバーである海斗に、手厳しく指摘されます。
痛い図星をつかれて「人を好きになったこともないくに!」と反論。
だけど、この発言が逆に自分を追い込む結果に…。
実は子供の頃から、海斗は愛理のことが好きだった事実が判明!
いや~まさか海斗×愛理の組み合わせでくるとは思いませんでした。
天馬との恋は多分、無理じゃないかと思っていたけど…海斗かぁ。
ちなみに愛理が海斗を好きになる確率は、わずか2%だそうです。
数字であらわすところが、何でも冷静に分析する海斗らしいですね!
でも感情の起伏が激しい愛理には、海斗みたいな頭脳タイプが意外と似合うかもしれません。
今後、愛理と海人の仲がどんな風に展開していくのかとっても楽しみ!
晴と音の仲もついに進展?
西門と美作のはからいで、距離が縮まった晴と音。
天馬との婚約問題も解決してたのに、どこかかみ合わない二人。
もう付き合っていると浮かれる晴に対して、音は素直に幸せをかみしめる事が出来ません。
音の心に暗い影を落とす正体は一体、何なのか?
晴から誘われて行った夏祭りで、音はまだ自分の中に天馬がいることを愛理に打ち明けます。
好きという感情はなくても、一緒に過ごした思い出だけはどうしても消えない。
それだけ音にとって晴とは違った意味で、天馬は大きな存在だったんですね。
天馬を忘れられない自分を責める音。
だけど晴は音の気持ちを分かっていて、天馬との思い出を塗り替えるぐらい歴史を作っていく決心をする。
つまり天馬を完全に忘れられない心ごと、自分が受け止めるっていうことですね。
まさかあの晴からこんなに立派な言葉が出てくるなんてビックリしました!
いつのまにこんな器の大きい男になったんだろう?
怪しげなパワーストーンやお数珠に頼っていた頃の晴を思うとすごい成長ぶり。
きっとこれも天馬という完璧すぎるライバルがいたからこそだと思います。
そして遂に「付き合おう」と音に告白しました!
めでたくカップルになった二人だけど、まだまだ晴と音には試練がありそうな予感。
何より晴のお父さんが一番やっかいな存在じゃないでしょうか。
花のち晴れ11巻感想まとめ
晴と音の気持ちも通じあって、物語もだいぶ佳境に差し掛かってきた感じがします。
そして婚約を解消した天馬にも新たな動きが…。
主役二人の行く末も楽しみだけど、海斗と愛理の今後がすごく気になります!
12巻の発売は年明けの2019年ですね。
発売日の詳細が分かり次第、情報を追記したいと思います。