フジテレビにて10月からスタートしたドキュメンタリー番組『ライドオンタイム』
初回放送~4週目までking&Princeに長期取材しています。
デビュー会見から8か月に渡って密着した映像はとても貴重なもの。
10月19日第三回目放送では、岩橋玄樹くんが自信の病について初めて語っています。
そして26日、ジャニーズ事務所より「パニック障害の治療に専念する為、一時活動休止」が発表されました。
『パニック障害』とは一体、どんな病気なのか?
アイドルの仕事に支障はないのかなど探っていきたいと思います。
Contents
RIDE ON TIME、10月19日放送
初回放送~4週に渡ってking&Princに長期密着。
10月19日、第三回目放送では『葛藤』がテーマ。
6月下旬に行われたコンサートツアーで販売されるグッズ撮影からスタートしました。
忙しいスケジュールに追われているせいか、メンバーも顔が少しお疲れ気味…。
そんな中で、岩橋くんが秘めた想いを明かしてくれました。
ジュニア時代からアイドルとしての生き方に、強い覚悟とこだわりを持っていた岩橋くん。
king&Princeとしてデビューしてからは、さらにその意識が高まっているように思います。
自分自信のことよりまずグループを一番として、考えているのがすごく伝わってきました。
前回の放送でも「今はまだ自分の番じゃない、他のメンバーを輝かせたい」と語っています。
「恋人にしたいジュニアランキング」では、5年連続一位を達成。
アイドルとして順調な輝かしい道を歩んでいるように見える岩橋くん。
だけど実は、その裏である病に苦しんでいると告白しています。
岩橋くんは『パニック障害』を患っていました。
パニック障害ってどんな病気?
きっと病名だけは聞いた事がある人も多いんじゃないでしょうか?
私も耳にしたことがある程度で、あまり詳しくは知りませんでした…。
もしかしたら自分が気づかないだけで、身近で苦しんでいる人がいるかもしれません。
そこで一体、どんな病気なのか調べてみました。
精神医学的障害の一種である
定型的なパニック障害は、突然生じるパニック発作によって始まる[6]。本能的な危険を察知する扁桃体が活動しすぎて、必要もないのに戦闘体制に入り、呼吸や心拍数を増やしてしまう[6]。続いてその発作が再発するのではないかと恐れる「予期不安」と、それに伴う症状の慢性化が生じる。さらに長期化するにつれて、症状が生じた時に逃れられない場面を回避して、生活範囲を限定する「広場恐怖症」が生じてくる
原因についてはそれぞれ異なるが、当人のそれまでの経験から心理的あるいは身体的に危険だと察知した状態の場合、潜在意識が発作を起こす事で、顕在意識に再認識させるために起こす症状とされる。
従来は精神分析的な葛藤が根本にあると思われてきた。しかし近年、認知行動療法の有効性が明確となり、そうした原因よりも、症状に対する患者の対処が症状が進展していくメカニズムとしては重視されるようになった。
また薬物療法の有効性も確認されており、生物学的因子があるという意見も強くなっている。その要因としては、思い込みや思い違いによる発作であるために投薬では寛解までは可能でも完治する事は不可能な慢性疾患だと言える。
原因についてはまだ完全に解明されていないが、脳内不安神経機構の異常によって起きるものだと考えられている。パニック発作や予期不安、恐怖などもこの脳の機能のあらわれで、そこに何らかの誤作動が生じるために起こっていると考えられている。
パニック障害は精神的なものからくる病気の一種。
人前で緊張したり極度の不安に襲われると、息苦しくなったりして発作が起きる。
何の前触れもなく突然、激しい動機やめまいに襲われることもあるなんて怖いですね…。
でも発作は長時間続くというわけではなくて、10分ほどで症状は和らいでいきます。
時間にしたら短いかもだけど、発作が起きている間は本当に辛いと思う。
普段は天然でぽわんとした岩橋くんが、こんな病を抱えていたなんて…。
想像しただけで辛いし泣きそうです。
何よりファンとして岩橋くんの為に出来る事は、ただ応援するしかないのがもどかしい。
岩橋玄樹、パニック障害の原因
岩橋くんは学校でいじめにあったのが原因でパニック障害に。
「逃げられないような立場だったり、もうどうしていいか分からなくなると自分の感情がコントロールできなくなる」
そう語る岩橋くんの表情は本当に辛そうでした。
ファンに見せるキラキラした笑顔の裏で、人知れずつらい病を抱えていたんですね。
2012年に放送された「ジャニーズジュニアの真実」でも、中学時代にいじめにあっていた過去を明かしています。
「中学に入ると周りの友達が、言葉使いが悪くなったりするのについていけなかった」
緊張するとお腹が痛くなることが多いから、薬をお守りとして持っていると言っていました。
今思い返すと、腹痛もパニック障害の一種だったのかもしれませんね。
媒体が雑誌かテレビだったかうろ覚えだけど。
「少年倶楽部の本番前には緊張で震えが止まらなくなる」
と発言していたのもすごく印象的だったので心に残っています。
アイドルを目指す子ってめだちたがりやなタイプのイメージが強い。
だけど岩橋くんは性格も内向的ですごく繊細。
今までのジャニーズとは正反対なイメージが、当時はジュニア担の中で話題になりました。
「パニック障害」を抱えながらアイドルとして生きる
岩橋くんが事務所に入ったのは、不登校にを心配したお父さんが、履歴書を送ったのがキッカケ。
デビュー後は「歌手のGreenに憧れて」に、やや軌道修正されています(笑)
「野球選手も諦めて、アイドルにもなっていなかったら、一体何をしていたんだろうと思うとすごく怖い…」
ライドオンタイムの冒頭インタビューで語っていました。
病を抱えながらも選んだアイドルとして生きる道。
一見するとパニック障害を患う者が、人の前に出る職業は向いてないようにも思えます。
その証拠に岩橋くんは「プライベートのままじゃステージに出られない。アイドルとしての僕でしか見せられない」と発言。
つまり、本来の弱い自分とは全く異なる「アイドル」というベールをかぶることで、ある意味別人になりきれるのかなと思いました。
ステージ上やファンの前では、アイドルとしての岩橋玄樹を演じている感覚に近いのかもしれません。
ジュニア時代に出演の「ガムシャラ!」という番組でも、似たような発言を目にした事があります。
ステージ裏のインタビューで「ぼくは普通の仕事が出来ない」と語っていました。
だからこそ、岩橋くんは病気を抱えながらも「アイドル」として生きる道を選んだんじゃないでしょうか。
一般社会で働くなら、岩橋玄樹という人間のままで勝負しなければいけません。
それこそ会社での人間関係、上司からの圧力など…精神的な負担が沢山あります。
あくまでも個人的な想像でしかないけど、普通の社会で働く方が岩橋くんにとって過酷だと思うんですよね。
もちろんアイドルとしてのお仕事も、プレッシャーがすごくて大変だと思います。
でもステージ上で浴びる歓声やライトは、一般社会では得られない自信と高揚感を与えてくれるでしょう。
そして私たちファンの存在が、岩橋くんの繊細な心を支える、大きな基盤になっているのだと思います。
だからこそ勇気を出して、パニック障害を番組内で、告白してくれたんじゃないでしょうか。
先輩、KinKi Kids堂本剛も「パニック障害」
ジャニーズ事務所の先輩である堂本剛くんも、パニック障害をわずらっていると自身の著書で打ち明けています。
2000年に開かれたコンサートの名古屋ドーム公演中に過呼吸を発症。
2003年「Johnny’s Web」で過換気症候群、パニック障害と告白しました。
地元の奈良を離れて単身上京した15歳の頃から、自身の心や体調に異変を感じていたそうです。
剛くんは10代の頃、ドラマ「人間失格」や「金田一少年の事件簿」などに出演。
ちょうど私はリアルタイム、剛くん出演のドラマを観ていました。
周りの友人たちは「剛派」と「光一派」に分かれ、学校の休み時間はキンキの話題で持ち切り。(私は光一派だった)
テレビで見る剛くんはいつもキラキラ輝いていて、十代特有の尖った感じも魅力的だったのを覚えています。
病気を抱えて苦しんでいるとは、ブラウン越しに見える彼からは想像もつきませんでした。
後にインタビューで剛くんは「アイドルとして求められる自分をまっとうすることが勤めだと思って生きていた」と語っています。
徐々に広がる本当の自分とのギャップに苦しんだと明かしているんですね。
もしかしたら岩橋くんも昔の剛くんと同じく、求められるモノと本来の自分のギャップに、苦しんでいたのかもしれません。
ファンの目から見ても、明らかに無理してキャラがおかしくなっていました。
ジュニア時代のような自然体の岩橋くんではなかったと思います。
剛くんを救ったのは音楽
2002年5月29日「街/溺愛ロジック」でソロデビュー。
当時はジャニーズのタレントが作詞作曲してCDを出すのは初でした。
いわゆるジャニーズの「アイドルっぽさ」とは、かけ離れた仕上がりになっています。
2005年12月『ENDLICHERI☆ENDLICHERI』始動。
ソロプロジェクト立ち上げにより、KinKi Kidsの活動と完全に分離。
音楽は剛くんの想いを誰にも邪魔されず、等身大の自分をメロディにのせて届けてくれる。
まさに音楽の道をみつけたことが、大きな救いになったんですね。
音楽を通して本来の自分を発信することにより、縛られていた心が開放されたのでしょう。
パニック障害は心の不安や恐怖心からくる病気。
メスで体を開いて悪い部分を取り除いたり、医者が目で直接見ることもできません。
精神的な病は安心して落ち着ける「心のよりどころ」が何より大事なのだと思います。
『ライドオンタイム』岩橋玄樹が病を告白まとめ
岩橋くんのファンになってから、たくさんの癒しと元気をもらっています。
だから本年を言うと、活動休止の発表はすごく辛いし寂しい…。
でも必ず戻ってきてくれると信じて、今後もサイトで岩橋くんの魅力を発信していきます!
19日放送の「ライドオンタイム」は、岩橋担には絶対見て欲しい。
病の他にも…神宮寺くんとの衝突、葛藤ゆえに流した岩橋くんの涙。
コンサートツアーのリハーサル風景など、見どころが満載です!